自分にできることからはじめよう〜古民家カフェ 郷里（君津市）

お仕事の繋がりで久留里が地元の方から聞いていたお店に行くことができました。

築130年の古民家を活用してカフェをやっておられる「郷里」さん。



都内からこちらに戻ってきてからはこちらの噂は方々から聞いていたのですが、
日々の農業のお仕事もあり…ようやく足を運ぶことができました。



外観はこのような感じ。
外にもテーブルがあったので、天気が良ければ外で食べることもできる…のかな？
聞くの忘れちゃいました。。



築130年ということですが、
外装は特にいじっておらず、内装のみ手を加えたそうです。

なによりも緑があるのがいいです。
昔は緑ばかりでなにも無いのが嫌で賑やかな街を目指して出て行ってしまったのですが、
今になって緑の良さに気付いています。知らないうちに元気をもらっているというか。
（もちろん、賑やかな街で気付くこともたくさんありますよ）

建物や建物周りの維持管理は大変な部分があるというのは自分で物件を見て回ったこともあるので
分かる部分もあるのですが、こちらはとても綺麗にされていて、里山に違和感無く溶け込んでいる印象でした。



店内です。

天井が高くて広々としてます。緑と光が適度に入ってくるのが心地よい。





当日のメニューから「さわらのソテー 梅わさびソース」を選択。
もう、柳家小さんと味噌汁のCMに出れるんじゃないかくらいに味噌汁飲んだ瞬間に良い笑顔になったと思います。

さわらもさっぱりしてて食べやすいし卵焼きも美味い。
思ったよりご飯が大盛りだったんですがこれが普通だったんでしょうか（笑）



食事を終えて外に出て離れになる蔵へ。
なんかやってると思いつつ腹が減っていたので一目散に店へ突撃してしまったので今度は落ち着いて。



陶芸家 志村観行さんの陶展をやっていました。
定期的にこちらで個展を開催しておられるようです。

「日常が楽しくなるような作品」をいつも目指している、とのこと。
楽しく、優しく、ディープに。



他にもこの蔵を活用して様々な催事をやっているとのことなので、
公式サイトで確認していただくのがいいかもしれません。

古民家の風情や料理が美味しいというのは書かせていただいた通りで、
そういった点もおすすめしたいところではありますが、
すごく共感した、良いなあと思ったのは「地場への貢献意識が強い」ことです。

それぞれ歩いてきた道があると思いますから、それによって生まれ育った街への想いって変わってきますし
一概には言えないのですが、基本的には生まれ育った街が「嫌い」って人は多くないのではないでしょうか。
特に最近は「なにかできないかなあ」と考える人が増えてきていると感じます。
ただ、なにすればいいんだろうって壁にぶつかりながらまた日常に戻ってしまうことがあるのでは、と。
自分はそういう経験山ほどありまして…

そんな中で郷里さんは離れで陶芸教室をしたり、地場の野菜を可能な限り使用したり、
街ぐるみで商品開発したり、で出来ることを近くの人と始めることに突破口を見出していました。

地域への貢献って特段正解や不正解は無いと思っていて、
家の向う3軒まで掃き掃除するのもいいと思うし、投資を募って事業を興して注目を集めるのもいいと思います。

今、自分がいる場所から半歩先へ行きたい、そう思ってる人は良いインスピレーションもらえるんじゃないかな、
そう思えるお店でした。

郷里 公式サイト