南房総の誇りを木更津で表現する〜Reverse cafe(木更津市)
木更津は東太田にある「Reverse cafe」(リバースカフェ)、いってきました。
木更津市街の太田〜清見台方面へ上がっていく上り坂の、もともとスナック等が立ち並んでいた通りにあります。
このへんも閉店している飲み屋が多いのですが、そのぶん今回のReverse cafeや新規で開店する居酒屋、ヘアサロンなど、
新しい動きも増えています。おもしろい流れが生まれそうな予感、です。
お店に入るとすぐ、こんなものが。
館山のとうもろこし。
館山や南房総産の野菜を、生鮮で少しずつ店頭で販売していこうとしています、とのことでした。
残念ながらこの日は既に売り切れ。は、早い…
オーナーの阿部さん。
パン生地こねこねしているところを撮らせてもらいました、お忙しいとこすみません。
とても気配りがあって柔らかい人柄ですが、内に闘志がある感じです。
お店の営業は19時までですが、その後の仕込みやら研究やらは◯◯時までやっていたり、とか。
◯◯時、はご想像にお任せしますが、それくらいこの仕事に賭けているのを感じます。
木更津の矢那や木更津駅前に店舗がある「木旺舎」で腕を振るっていた時期もあったそうですよ。
えっと、なにを食べようか、と通常メニューを眺めながら目を厨房のほうへやると、
おお、スイーツいっぱいあるじゃないか、なににしようかな…??BLTサンド?
で、出てきました。BLTサンド。
ベーコンものすごいブ厚いんですよ。チェーン店のカフェで出てくるちょっとしたおやつになるBLTサンドを
軽く凌駕しています。これだけで腹一杯。
付け合わせのスクランブルエッグとサラダも美味い。特にスクランブルエッグ。好みの味でした。
ベーコンは南房総ブランド「里見和豚」。レタスやトマトは館山産を使ってるとのこと。
この日は食べませんでしたが、焼きチーズカレー(450円)も美味い。というより価格と味のバランスが良い意味で
尖っている。引越し屋のCMでよく言う「コスパ」がすごい。
デザートはいちごの焼きタルト。
いちごの酸味と甘味がちょうどいい。ペロリといってしまいます。
このReverse cafe、使っている食材の殆どは南房総産なのですが、
阿部さんの産まれや育ちのルーツが館山や三芳村の南房総地区にあり、
それもあって南房総の食材を積極的に使っているのだそうです。
しかも、食材はほとんどの場合ご自身で直接生産者のもとまで行き、畑に入って、生産者と話して、
仕入れているのだそうです。
「野菜がどのような過程でつくられているか、というのを勉強したいというのももちろんですし、
実際に畑まで足を運ぶと正規の流通には乗らない、そのままなら食べるか捨てるか、という「規格外」も
想像しているより多くあることを知ることができました。
そういった食材も生産者さんとのお話し合いのうえで仕入れさせていただき、
店でお客様にご満足いただける料理として提供することで、
生産者さんにも、お店のお客様にも還元していきたい。そういう意味を込めて
「Reverse cafe」という店名をつけました」
店頭には木更津界隈の店舗、フリーペーパー、農場等の案内が。
南房総だけでなく、木更津との繋がりも少しずつ増えてきている、とのこと。
「店頭でのマルシェも1つのとっかかりですが、勝浦朝市のように、
農家の皆さんが普段つくっているものを気軽に買える、それでいて大きなマーケットをつくっていきたいですし、
そういったところからも街に貢献していきたいと思っています」
いっしょにやりましょう!
Reverse cafe オフィシャルサイト
Reverse cafe Facebookページ