塩辛党の桃源郷〜大ちゃんらーめん(君津市)
「濃い目の代名詞」のようなラーメン店を改めて御紹介します。
巷では有名な「大ちゃんらーめん」です。
千葉県内でこってりラーメンといえば、
千葉、津田沼、本八幡などいくつか店舗がある「なりたけ」が有名だったりします。
千葉に限らず言えば「天一」こと天下一品が有名だったりもします。
しかしここ大ちゃんらーめんはそれすら凌駕するのではないかという「濃い味」です。
ある人やある人が絶賛するほどの味です。塩辛党のお兄さん方中心に。
この日は運良くすぐに通していただけましたが、
運が悪いと20人くらい余裕で並んでいる時があります。
要チェックというか要注意です。
餃子は持ち帰りもできますが、この日は淑女の皆様方が抱えて買って行きました。
婦人会の会合ででも使うのでしょうか。
先に餃子が到着しました。
野菜がたっぷりで後味が甘いです。
なかなか食べたことのない後味。あっという間に食べちゃいますね。
そういえば左上に「ゆで卵」がありますが、
「らーめん1杯注文につきゆで卵1個無料」なのです。
いきなり剥いて食べちゃってもよいのですが、
私はらーめんのスープと混ぜて食べました…
ゆで卵を剥くという作業、ファミレスのバイト以来に真剣にやったのですが、
けっこう難しいです。
流水で流しながら剥くと上手くいったのを思い出します。
さて、お店のスタンダード&1番人気
「とんしお」。
スープが濃い!塩分濃度が高い!好みはわかれるでしょうが中毒的な味です。
たまに食べたくなる味、とでも言いましょうか。
スープを全部飲み干すのはいささか躊躇いがある逸品です…
ニンニクがめちゃくちゃ効いてますね。
チャーシューメンではないですが、チャーシューは3枚付いてきます。
ボリュームを求める方には大満足でしょう。
隣の方はおそらく常連さんでしょう、
体躯がかなりたっぷりしていらっしゃいましたが、
何を食べるか店に入る前から決まっているような雰囲気で、
調味料の場所すら従業員でもないのに教えてくれそうな雰囲気でした。
調味料は昔ながらの佇まいです。
「アジシオ」ってのが昭和全開な感じで共感してしまうやつです。
マスターがほぼ1人で調理を担当し、黙々と注文を捌いていくプロフェッショナルな空気と、
(チャーシューは注文毎に切り分けていたりします)
調理場の暑さも鑑みて冷房全開な店内と、
年輪を感じる調理場にこびりついた油の数々(まるで老舗の鰻屋のよう)
またそれを待つレジャー途中のファミリー、部活帰りの高校生、休憩中のスーツを脱いだ会社員、
汗まみれの作業員、スポーツ新聞を持ったタクシー運転手。
それぞれがそれぞれの想いを持って、
この1杯を楽しみに来店しているような空気感がありました。
食べた後色々満足感のあるお店です。
でも、ほんとうに「濃い」のでそこをご承知のうえで。
大ちゃんらーめん オフィシャルサイト