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「よそもの・わかもの・ばかもの」だからできること〜田んぼカフェ・山野晃弘さん(木更津市)


木更津の矢那で「田んぼカフェ」を建築中の山野さんが田植えをするということで、まぜてもらいました。



場所は木更津市中尾。クルマを数分動かせば木更津の中でも開発が盛んなほたる野のケーヨーデイツーやケーズデンキに
たどり着くような立地。そんな場所にこんな里山がまだ残ってるのだから、木更津、というか「かずさ」はおもしろい。



今回の田んぼは「不耕起栽培」の田んぼ。
簡単にいうと、水田を耕さないまま米をつくる。
耕さないことがきっかけとなって、田んぼの生態環境がよみがえり、
それらの生物による作用で土壌の肥沃化がもたらされる、ということ。
化学肥料や除草剤・殺虫剤等の農薬を全く使わない生物との共生環境を利用した循環型の農法です。
田起こしもしないので前回の切り株がそのまんまです。



田植えには外国人も参加。
というのも、山野さんは WWOOF JAPAN
お金のやりとりなしで、「食事・宿泊場所」と「力」そして「知識・経験」を交換するしくみ)の
ホスト(受入先)をやってて、定期的にウーファー(手伝い側)を受け入れ、田んぼカフェの作業を手伝ってもらったり、
近隣の有機農場を案内したり、日本の文化を紹介したりしているのです。
「田植えばっかりやらせて飽きちゃってるかも(笑)」(山野さん)って言ってましたが(笑)



こんな感じで各々が1列を下がりながら全部植えていきます。
ほんとは丸1日かける予定だったみたいですが、若手の手伝いが多くて午前中で終わっちゃいました。
若いってすばらしい!



休憩中の若手。右から
あっくん(耕す 木更津農場でトウモロコシやらブロッコリーやらいろいろつくってます)
なおくん(福岡から来たヒッチハイカー。千葉で37都道府県目、とのこと。この後銚子に向かいました)
しんじくん(富津のKANAYA BASEでインターン中の大学生。サッカーはプロ並みの技術をもっています?)



無事に終わりましたー。
ひるめしだ!



山野さんといっしょに田んぼをやっている仲村さんの家で昼飯。
この庭も広くてフリスビーとかできていいんですが、家そのものもすごくいい。こういう家に住みたいと思いました。
次回家も写真撮らせてもらいたいです〜。



こちらが田んぼカフェの山野さん。
建築中の田んぼカフェはまたご紹介させていただこうと思いますが、
麻袋にもみ殻を詰め込んで立ちあげ泥で土壁をつくっていく(アースバック工法、と呼ぶらしいです)形で
建物をつくっています。
自家用車は天ぷら油の廃油で動く「天ぷら油号」に改良したもの。
(うちのクルマもそのうち改良してもらいたい…)
ちなみに元高校球児で、元Jリーガーが同級生にいるとかで、大いに盛り上がりました。

よく、まちづくりや持続可能な生活の開発には地域コミュニティの醸成が重要である、といった識者の見解を
見たり聞いたりすることがありますが、特にこの矢那地区というのは他県からの移住者や地元の若者が混ざり合って
「ばかもの」になることで独自の消費・生産・教育・労働・祭り・遊びなどが行われているなあという印象です。
矢那をはじめ、伊豆島、草敷、中尾、清川、笹子あたりは木更津の里山として
すごくおもしろくなっていくのではないでしょうか。

このへんで家探してるけど、はやく見つけよう!

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