房総の風に吹かれた海山兼用カフェ〜cafe GROVE(富津市)
お友達がカフェをオープンするということで試食会にお呼ばれしてきました。
cafe GROVE さんです(Tumblrで公式サイトつくるってのが今風でいいなあ、と)
外観はこのような。森に囲まれております。
もともとはオーナーのご実家の敷地。
日本画家をやっておられるお母様のアトリエなどが併設されている「亀田の森」と呼ばれている場所の一部を利用して
飲食業界で修行を積んでこられたオーナーがこのカフェをオープンさせる、という流れ。
ご覧の通り木々に囲まれていまして、
この建物をつくっていく過程で「この木は切らないと…」「この木は残したほうが…」といった
問答もあったようです。
なんといいますか、まさにオープンテラスといいますか。
かつてはやることも無いのにMacbookいじりながらスタバにいるという
某掲示板でおもちゃにされそうな行動をよく取っていた私ですが、
こちらの席はMacbookなど無くてもオシャレに見えます。
それはさておき、これだけ風と緑を感じながらお茶が飲めるってすごく良い場所です。
心にゆとりが持てるし、会話もはずみます。
古材を利用したドア。
セレクトは DEW の今井さんだそうです。
しばらくDEWさんにも行っていないのでまた遊びに行ってみたいなあと。
南房総行く際は是非立ち寄ってみてください。道に迷わなければ実に楽しい場所です。
ご夫婦のお人柄とか、コーヒーとか。
少し離れた場所に喫煙席も用意してございます。
そしてかんじんのご飯。
キッシュとか美味過ぎて私だと勢い余って手づかみでいってしまいますね。
(ちゃんとナイフとフォークはありますので御心配無く)
基本的にこちらで使用する食材は地のもの。
野菜等は敷地内に菜園があって、獲れたものをそのまま使用するものもあるようです。
よく 野菜の美味さの3要素といって「品種、鮮度、栽培時期」が挙げられますが
旬の時期に獲れたての美味いものを、を地で行ってる感じがいたします、このお店。
個人的に大ヒットはこのスパイス牛乳プリン。
そういえばこのカフェに向かう道すがらには小さな牛舎と放牧地があって、
牛に出逢うことができます。
帰り際に蟹にも逢ったのですが、
牛と蟹に逢えるカフェってなかなか無いのではないでしょうか…
どの席でも心地よい風を浴びることができます。
お昼ご飯を食べるオーナーの濱本さんの後ろ姿がありますが、
そのくらい暖かい雰囲気のお店、ということでこの際気にしないでください。
そして、お店を出て数分歩くと、青春時代を思い出す海でございます。
(特に海辺でなにか思い出深いことがあったわけではありませんけど)
よく見るとサボテンが「ここには昔からいますが何か」くらいの勢いであちこちに生えてました。
濱本さんと以前お話をした時に
「マクロビオティックなど、従来の食生活法は謳いたくない」と仰っていたのを思い出しました。
もちろん動物性のものを使わなかったり、地のものを使ったりとこだわりはあるけれど、
「マクロビ」と聞いてしまうと敷居が高そうだと感じてしてしまう人がいるのもまた事実。
まずは来ていただいて食べていただく、それを美味しいと感じてもらえるなら
次は友達を呼んでまた来てほしいと思うし、そうやって自然に広がっていけばいいなと。
実際に来店しているお客も地元のご年配の方、遠方から来た若者、家族連れ、などなど。
「多様性を認められる場所をつくって、いろいろな方に来てもらいたい」という想いが
見てとれるお店、そういう印象でした。
最後にこのお店のアクセスについて。
たぶん、初めての方は高確率で迷子になります。
道に強いと評判の私でも1度迷いました。
というわけでGROVEさんが用意してくださったアクセスマップ・動画を一度ご覧になってから
向かっていただくことをおすすめします。
http://cafe-grove.tumblr.com/access